皆さま こんにちは。

今日は東京都美術館で開催中の

「レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 」へ行って来ました。

わずか28年の生涯を 狂おしいくらいの情熱で駆け抜けていったエゴン・シーレ。

今展の重要作の一つ「ほおずきの実のある自画像」( 22歳の時の作品)。

やはりこの作品(上↑)に多く人が集まり じっくりと長い時間をかけて鑑賞されていました。

シーレの迫るようなタッチ。リズミカルな筆の動き。異様さを伴う美しい色彩感。

人間の抗いようのない運命に真向から立ち向かうシーレの

生々しいほどの激しいエネルギーを感じました。

 

街の絵 (上↑と下↓)はまた違う魅力がある。描かれた住処では どんな物語が紡がれていくのでしょう。

他にも 山や自然の風景画があり 私は ある小さな自然画に感動を受けました。

残念な事にその写真はないのですが 自然画の輪郭線は幼少を思わせるような

迷いのない筆の動きがまるで楽しくリズミカルに踊っているかのようで素晴らしい。

筆触の領域を超えた表現力。⎯⎯ もの凄い画力。

それは美しい音楽と踊りが一つになった即興芸術を観たかのようでした。

 

あの世紀末の代表的な画家クリムトに「僕には才能がありますか?」と問う若き日のシーレ。クリムトはシーレに こう言います。

「才能がある? それどころかありすぎる!」と。

 

群を抜くほどの才能を持つことは幸せなのか・・・・。

 

⎯⎯⎯  帰りの上野公園にて。

昼桜の可憐さとはまた違い 夜桜はセンシャルな佇まいで色香を放ちます。

今日はエゴン・シーレの鋭い観察眼と内なる世界観を表現する凄まじいパワーと向き合う事ができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2023東京都美術館エゴン・シーレ展へ

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A.A.O.ピアノ音楽教室

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