一番だし

いや、一番弟子の間違い。
一番弟子といっても、一番最初に教えた生徒のこと。
実家を整理していたら、生徒名簿がでてきて懐かしく見てました。

17歳頃（私にも若い頃があったのよ！）
私のレッスン室からピアノの音が聞こえる電柱のとこに、

赤ちゃん連れママさんや妊婦さんたちが集まってて、

どうやらピアノを聞いてる（子供に聞かせてる）ようだった。

その頃の私の弾くものは攻めの曲ばかりでしたから、

お子ちゃまたちのお脳や胎教はドキドキと騒がしくあったかもしれません。

そんなグループの中の1人のお母さんがある日ピンポーンってきて

もっと静かな曲を弾いてください！って言われるのかと思ったら

この子にレッスンをって5歳の女の子を連れてきた。

確か名前は葉子ちゃん。

引き受けてしまったものの、当時は自分のレッスンばかりで教えるスキルなんかなかったので、

難航しました。

ごめん葉子ちゃん。　

大したことも教えられず、数年して自分が大学の卒業試験や就活で忙しくなり、葉子ちゃんとはさようならになってしまいました。

いまや遠方に嫁に行き二児の母になってるそう。

そんな遠い昔のことなのに覚えてくれていて、近ければ子供をレッスンに通わせたいと言ってくれたらしく、

ありがとうねぇ。

あれから先生も勉強してずいぶん変わったよ、と言いたいです。

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