2月になりました。
寒い日が続いていますがピアノの練習は捗っていますか?
スムーズなピアノ演奏には主に3つのポイントがあります。
それは [見る] [弾く] [聴く]ということです。
椅子に座って鍵盤に向かい演奏する時、
その背景には色々な要素が関わっています。
この3つのうち1つでも欠けていたら全ての歯車がうまく回りません。そこには色々な要素が潜んでいるのです。
例えば [ 見る ] は音符を読む、ということですが、これは「この音何かな」ドレミ…と下から数えたりして読んでいたのでは演奏には間に合いません。
音符を瞬時に理解できて、リズムの模様なども演奏に反映しなければなりません。
[ 弾く] という動作には体の姿勢や指の形、脱力、等々があります。力が入り、指もこわばっていたのでは脳からの指令をうまく伝達できないのです。
[ 聴く] には色々な意味があります。
主には自分の奏でている音を聴くということですが、ピアノは鍵盤に触れば簡単に音が出る楽器ですので、案外と音に気持ちを乗せていないのです。
他にも多々ありますが、このような要素の1つ1つが演奏には影響していきます。
特に小さな生徒さんはピアノに向かっての練習だけを積むよりも、ピアノを離れて音符を読んだり、テンポやリズム感を鍛える方がスムーズな演奏には近道であったりします。
強いエネルギーをお持ちですので、色々な要素が繋がり始めると一気に上手く回り出すでしょう。
レッスンでも色々なお話やソルフェージュ活動もしますが、何かに繋がっていく!と絶対に諦めませんよ。
[ 聴く]ということには生活で音楽に触れ合う時間を増やすとことも大事です。音楽の情報量が多い方が引き出せる要素も増え、言語と同じように日々聞いていれば理解し話ができるように成長するのと同様、色々な音の違いやニュアンスを表現できるということにも繋がります。
ということで
今月はバレンタインにちなんでエドワード・エルガー(イギリス1857〜1934)作曲、「愛の挨拶」の動画をご紹介したいと思います。
エルガーが妻のプロポーズにプレゼントした曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=VRCLZKp9VXI
チェロ 北村陽(当時11歳)
幸福感に満ちたロマンチックな曲ですね。
寒さも緩んでゆく季節、
体の力も抜いて
ピアノ演奏を楽しみましょう ♪

岡田 洋子

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