ピアニストが指導するピアノ教室「林澄子ピアノアカデミー」です。
今日はピアノの上達には欠かせない、練習曲について。
ピアノ演奏には様々なテクニックが必要ですが、それらを習得するために練習曲は必要不可欠です。
ハノン、ツェルニー100、30、40、50番、モシュコフスキー15の練習曲、クラーマ=ービューロー練習曲は確かな技術を効果的に身に着けるのに適した教材だと思います。
これらを終えると、ツェルニー60番など延長上の練習曲もありますが、ショパンエチュード、リストの様々なエチュード、またドビュッシーやラフマニノフ、ストラビンスキーなど華やかな技巧と美しい旋律が魅力的な、芸術の域に達した本格的なエチュードの領域へ♡♡
音楽的な表現力を磨く練習曲としては初級者にはブルグミュラー25、18が最適です。音数の多くないシンプルな譜面ですので取り組みやすいテキストだと思います。
お子様の場合、小学生の時期が一番時間的余裕もありますので、練習曲を正しく練習して、基礎力をアップさせたいところですね。
特に、基本のテキスト(ツェルニー、ブルグミュラー等)は抜粋練習ではなく全曲勉強することをお薦めします。
テクニックが身につくと色々な曲が楽に弾けるようになって楽しいですよ。
先月、今月と、ドホナーニの練習曲をレッスンに持っていらした小学生がチラホラ。。
驚きました。
ドホナーニ、世間で流行っているのでしょうか?
勿論素晴らしいテキストなのですが、正しい練習方法でないと全く無意味ですし、まず何の目的でどのようにして練習するべきなのか、そういう肝心なところが生徒さんに理解されていないような気がします。
基礎力が乏しい状態で何となくドホナーニだけ弾いていても、悲しいですがテクニックは習得出来ません。
「正しく練習する」ということはとても大切です。
「沢山練習して上手になる」のではなく、「沢山正しく練習して上手になる」のだと私は思っています。
林 澄子ピアノアカデミー
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