プロフィール
ピアニスト 林 澄子
愛媛県立松山東高等学校を経て京都市立芸術大学音楽学部卒業。音楽学部賞受賞。第64回読売新人演奏会(東京文化会館)に出演。同大学大学院修了後、渡仏しパリ・エコールノルマル音楽院ピアノ専攻および室内楽専攻を最優秀の成績で卒業。第3回アルベール・ルーセル国際コンクールで室内楽賞受賞。フランス・ブ-ケ市より“ブ-ケ名誉賞”を受賞。
これまでに、パリ、トゥ-ル-ズ、ニ-ム、トゥルニュス、リヨン、ウィ-ン、京都、大阪、福岡、名古屋、神戸、奈良、松山、広島、高知、長野など、各地の主要ホールで演奏。
イヴリ-・ギトリスやアナスタシア・チェヴォタリョーワなどのソリストのほか、ウィ-ン・フィルのライナ-・ホ-ネックやエルンスト・オッテンザマ-、モ-ツァルテウム管のフランク・シュタドラ-やヴィリ-・シュヴァイガ-、バイエルン州立管のマルクス・ヴォルフなどと、ヨ-ロッパや、日本各地で共演。また欧州の演奏家たちとともに駐在ドイツ大使館等の主催により東南アジア諸国(ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア)での室内楽ツアーに出演。須川展也、幸田浩子など国内著名アーティストとの共演も多数。
これまでに大阪交響楽団などと各地で数多くのコンチェルトを演奏し、2016年ザ・シンフォニーホール(大阪)における大阪交響楽団第201回定期演奏会では、『音楽の友』批評欄でも高い評価を得る。川瀬賢太郎、オーラ・ルードナー、ダニエーレ・アジマン、佐藤俊太郎、寺岡清高 等の指揮者と共演。
ピアノ、室内楽の各分野で竹政清子、阪本佳子、古川五巳、田原富子、田隅靖子、ジェルメーヌ・ムニエ、パスカル・ドヴァイヨン、イヴリ-・ギトリス、ジャン=マルク・ルイサダの各氏に師事。
近年ではレクチャーコンサートや公開レッスンにも積極的に取り組み、その活動は広範囲に及んでいる。
演奏のご依頼についても随時承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
確認後、担当者からご連絡させていただきます。
ディスコグラフィー
聞き手は林澄子のピアノに魅了されている自分を発見するに違いない。
音楽は恐いほどに、鏡のごとく弾き手の心を映し出す。
林澄子の新譜、『月光ソナタ~珠玉の名曲集』でも、それが例外ではない。演奏家の素直な性格がまっすぐにピアノに現れて、何と心なごむ音楽であろうか。
音それぞれが声高に自己主張を繰り広げることなく、作品全体の調和のなかでお互いの部をわきまえながら共存している。
山崎 睦(音楽評論家)、ライナーノートより
【CD収録曲】
ベートーヴェン:『エリーゼのために』バガテル イ短調 WoO59
ベートーヴェン:ピアノソナタ 第14番 嬰ハ短調 op.27-2『月光』
ドビュッシー:『ベルガマスク組曲』より『月の光』
ドビュッシー:『映像』第2集より『金色の魚』
モーツァルト:『トルコ行進曲』
ショパン:ノクターン 第8番 変ニ長調 op.27-2
ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 (遺作)
ショパン:バラード 第3番 変イ長調 op.47
ショパン:ワルツ 第6番 変ニ長調 op.64-1『小犬』
ショパン:ワルツ 第4番 ヘ長調 op.34-3『猫のワルツ』
シューマン:『トロイメライ(夢)』子どもの情景op.15より
リスト:愛の夢 第3番 変イ長調 S.541-3
シューマン/リスト編:『献呈』op.25-1