こんにちは!
横浜市港南区上大岡東のピアノ教室・皆川ピアノスタジオです♪
昔々にお世話になった楽譜を眺めてみるシリーズの第2回目「ブルグミュラー25の練習曲」です。
(上の写真の真ん中がブルグミュラー25の練習曲です)
日本のピアノ教室では、半世紀の間に導入テキストは「バイエル」一択から色々なものを使用するようになってまいりましたが、それらの導入・初級教材をひと通り終えてそろそろ次にステップアップしたいと考えた時、この「ブルグミュラー25」はほぼ全員のピアノ学習者が手がける事になると思います。
25曲全部やる事もあれば、数曲抜粋したり、又この「ブルグミュラー25」の本ではなく併用曲集や発表会のための名曲集の中にもブルグミュラー25の中の曲がよく選ばれているので、そこで弾いたことがある方も多いと思います。
まずは、こちら。↓↓↓ 「アラベスク」
小気味よいテンポで進みます。
2段目途中から左手の16部音符は指が転びやすいですね。それまでの教材では「指がもつれる」という問題はあまりありませんがこの曲はテンポも早い分、同じ動きでも右手と左手はこんなにも指の運動性に差があるのだなという事を実感させられます。
次は、「バラード」です。
「アラベスク」と並んで、人気のある曲です。曲調も同じ短調で似ている所もありますが、
「バラード」の方はテンポが速いだけでなく、ミステリオーソ(神秘的に)な雰囲気が必要になって来ますのでそのあたりをどう表現するか? がまず課題になります。
中間部は優しく歌う部分です。
ですから前後半に対してこの中間部がどれだけホッとするパートに聞こえるか?
ミステリオーソとドルチェ(柔らかく、愛らしく)の対比は常に考える必要がありますね。
最後にブルグミュラーの中で個人的には最も美しい曲だと思っている「舟歌」です。
前の2曲とは性格の異なる、題名の通りゆったりしたメロディーとそれを支える左手の和声の変化が美しい曲です。
フラットが4つもつく変イ長調ですから、譜読みの段階で挫けそうになりますが、
「この曲はフラットが4つもついて大変だけど、その分黒鍵をたくさん使うからこういう柔らかいきれいな響きがするのよ〜フラットってすごく良いと思うのよ〜先生好きだわ〜♪」と叱咤激励しながら(笑)、レッスンを進めます。
左手の水の動きを表した左手にも注目しなければいけません。あくまでも静かに品良く💓
この「舟歌」を弾くくらいになりますと、曲の好き嫌いもだんだん出て来るようです。
ただ、それも年齢や置かれた状況、環境によってどんどん変化しますからあまり決めつけないで是非たくさんの曲に出会って頂けたら嬉しいです。😊
次回に続く
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