こんにちは
横浜市港南区上大岡東のピアノ教室・皆川ピアノスタジオです♪
前回のブログ記事で、
「当教室では、音階をたくさん練習します〜」と
お知らせしました。
では、何故「音階」をレッスンの中で特別に時間をかけて
おけいこするのでしょうか?
どんなメリットがあるのか、
3つのポイントに分けてご説明致します。
1. 近い将来 曲の中に出てくる「親指をくぐらせる」運指の準備のため
学習者用のテキストの中では「指くぐり」という言葉がよく出て来ますが、
親指を人差し指・中指の内側へ送ったり、
中指・人差し指が親指を超えて動かしたりする運指です。
「音階」を練習すると、この「指くぐり」を必然的に何回も練習する事になります。
教材もある程度進んで「ブルグミュラー」あたりになってまいりますと、
曲の中にこの「指くぐり」がたくさん出て来るのです。
たいていは、ある音階の一部分として現れます。
それは、ハ長調だけでなく、シャープ、フラットを伴う色々な調であったりもします。
また、教材が進んで、ピアノの鍵盤の端から端までをまんべんなく使うようになるということは、
それだけ「指くぐり」の機会が多くなるという事でもあるわけです。
当教室でのレッスンでは、曲の中ではなく、あらかじめ純粋な「音階」として丁寧にさらっておくことによって、
近い将来、曲の中に出てくる「指くぐり」を伴う「色々な調性の音階の一部分」にも
苦手意識を持つ事なく対応出来るようにする事を目指しています。
2. 黒鍵を弾く事に慣れ親しむため
シャープが4つつく「ホ長調」の音階、フラットが4つつく「変イ長調」の音階。
さらに短調になりますと、臨時記号も加わりますので、かなりの確率で
白鍵の代わりに黒鍵を弾く事になります。
黒鍵を弾くこと自体はある程度の手の大きさがあれば実はそんなに難しい事ではありません。
でも何故か、一定数「黒鍵アレルギー」の方というのも存在してらっしゃるようでして…
いつも発表会で黒鍵の少ない曲ばかり弾きたがる生徒さんを前にして、
何か良策をたてたい!
と長年考えておりました。
色々な調の音階を繰り返し練習することで、
黒い鍵盤にも白鍵に接するのと同じ位の自然な気持ちで慣れ親しむ事が出来れば…
と願っております。
3. 調性感覚を養うため
皆さんは、
「ハ長調」で弾く「ドレミファソラシド」の音階と
「変イ長調」で弾く「ドレミファソラシド」の音階に何か違う色彩を感じますか?
それぞれの調の持つ色彩や色調によって明るい色や温かい色、くすんだ色調を感じたり、
とても深い色合いを感じる事もあります。
調性がどんな色合いを持ち合わせているか…という事に
想いを馳せる事は、とても大切だと思います。
大作曲家の素晴らしい曲にたくさん接していると、その作曲家がその曲に最もふさわしい調性で
作品を書いている事に気がつきます。
ご自分なりの調性感覚を持ち合わせる事で、それらの作品を理解する手がかりにもなるでしょう。
色々な調性の音階を幾度となくご自分の指で実際に音に出してみることによって、
先生や人からの強制ではなく、演奏する方ご自身の感覚でこの「調性感」を養い、
捉えていけるようになると
音楽と自分との距離が今まで以上に身近になり、
「ピアノを弾くこと」に、より一層親近感を持てるようになるのではないでしょうか?
というわけで、色々メリットあります
さあ!
音階をたくさん弾いてみましょう!
横浜市港南区上大岡東のピアノ教室・皆川ピアノスタジオは只今体験レッスン受付中です。