こんにちは。昨日の大雨から一転、良いお天気になりました。
横浜市港南区上大岡東のピアノ教室・皆川ピアノスタジオです♪
お子様がめでたくピアノを習う事になりました。おうちでピアノのおけいこのお話しをする笑顔は何物にも変えられませんよね。一方今後の上達を考えるとやはり鍵盤楽器が欲しいですね。これは、親御さんにとりましては非常に悩ましい問題でしょう。「いつまで続くかわからないのに、高額のピアノが必要だろうか?」「マンション住まいでは電子ピアノが精一杯」等々、お気持ちお察し致します。
電子ピアノは、昨今の日本の住宅環境の中での騒音問題、楽器を置くスペースの問題、メンテナンスの簡便性、比較的手頃なお値段などからここ30年以上、初めて鍵盤楽器をご家庭に設置される方には大変人気があり選ばれる様になっています。電子ピアノも日進月歩ですから、タッチは本物のピアノと遜色ないものがたくさん出ています。しかしながら、ハンマーが弦を叩いて弦の振動を響板に伝えて響板が空気を振動させて音が鳴るピアノとは音の鳴る構造が違うので、微妙な音の強弱、陰影に関しては、やはり本物のピアノには敵いません。教本で言いますと、ブルグミュラー、ソナチネあたりでペダルを頻繁に使う頃からご本人も電子ピアノでは出せないニュアンス、聞き取れない微妙な陰影に本物のピアノとの差を感じることが多いようです。
では電子ピアノでは中級以降上達しないのかと言いますとそうとも言い切れません。電子ピアノで上級に属するショパンやシューベルトの即興曲、ラヴェルの亡き王女のためのパバーヌをとても表現豊かに演奏する生徒さんもいらっしゃいました。ですから電子ピアノでは上達しないという事では決してないのです。彼女のお宅は集合住宅でしたから電子ピアノ以外の選択肢を望まなかったのですが、結果としては本物のピアノの音の微妙なニュアンスを頭の中で常にイメージし、自分の目指す美しい音を模索しながら電子ピアノで練習するという脳内回路がうまくいった例だったのだと思います。
もしも何年かピアノを続けて来たお子様が「本物のピアノと電子ピアノってなんか違う」と仰られた時には耳を傾けて、どうぞ話を聞いてあげて下さい。これは二つの楽器の違いが気になるほど、音を選別する「聴く力」が伸びて来たという大変喜ばしい話しですから。子供の持つ感受性は大人とは比べようも無い程豊かで繊細ですから、私達大人が素通りしてしまうような事にも気がつくんです。素晴らしいですよね。
皆川ピアノスタジオではご家庭での練習楽器については特に指定しておりませんが、週に一度は本物のピアノの音色に触れて欲しい願いから、当教室でのレッスンはグランドピアノを使用しています。一方おうちでの練習楽器については、各ご家庭での方針で決定して頂くのが、一番だと考えております。何かご不明な点がございましたら、いつでもご連絡ください。それぞれのご事情に沿った私なりの意見とご提案をさせて頂きます。
横浜市港南区上大岡東のピアノ教室・皆川ピアノスタジオでは只今体験レッスン受付中です♪
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