こんにちは!
横浜市港南区上大岡東のピアノ教室・皆川ピアノスタジオです♪
2019年春に上大岡で新しくピアノ教室を始めるにあたって
それまでの8年間のアメリカでの生活や現地でピアノ指導を経験した事から
教材もアメリカの教材に絞って、アメリカ色を存分に打ち出した教室に
してみようかと思案した時期がありました。
しかし最終的には、アメリカの教材には特にこだわらず、一人一人生徒さんに合ったものを
選定する事に落ち着いています。
その理由について在米中に経験した事をお話ししたいと思います。
あちらで、4歳から小学校2年生まで10人の生徒さんが同時に私のクラスでピアノを
始めるという事がありました。全員日本人ですが学校や幼稚園では現地の子供達に混じって
アメリカのスタイルで生活をしている子供達です。
日本で生活しているお子さんたちよりは、ずっとアメリカ文化を肌で感じているはずですよね。
ですからアメリカの教材の方が、馴染むと考えて、
小学生以上の生徒6人には、「トンプソン はじめての教本」を与えました。
しかしながら、少し経つと全員が全員トンプソンに馴染んだわけではなく、
今ひとつ調子の出ていないように見えた生徒2人には、思い切って
2冊目に変わるタイミングで日本でおなじみのテキスト「ぴあのどりーむ」を
アマゾンの海外発送で取り寄せて、紹介してみました。
これが大当たり‼︎ 👍
一時は「うちの子はピアノに向いていないんじゃないか?」と心配していたお母様も
「教材が変わっただけで、こんなに違うものなんですね!」と驚かれていました。
2人共、学期末に行われる合同クラス発表会では
「はずんだボール」や「森の貨物列車」を
誰よりも堂々と自信を持って演奏していました。
アメリカで生活している日本の子供達ですら、アメリカの教材でうまくいくとも限らないのです。
これは、私にとって大きな教訓となりました。
「教材選定はけっして1つに決めつけることなく、柔軟性を持って行うことが大事」
いつもこれを心に留めています。
アメリカ教材一色のお教室にしなかったもう一つの理由。
やはり米国で教えていた頃に面白い現象に出くわしまして…
私が勤務していたミュージックセンターの地元米国人のピアノの先生達が
ご自分の生徒さんに好んで与えていた教材が、
なんと日本の「スズキメソッド」だったのです。
アメリカ人の先生がスズキメソッドで私がアメリカのトンプソン。
なんだかとても面白いと思ったのと同時に、アメリカ発の教材だ日本オリジナルだというのは
結局それほど大きな問題ではないのかもしれないな…と感じました。
要はその教材と生徒さんのフィーリングが合うかどうか、そしてその教材を扱う側の指導力!
それが一番大切な事なんだと思います♪ 😊
横浜市港南区上大岡東のピアノ教室・皆川ピアノスタジオは只今体験レッスン受付中です♪
皆川ピアノスタジオ
最新記事 by 皆川ピアノスタジオ (全て見る)
- 第3回皆川ピアノスタジオ発表会を開催しました! - 2024年10月22日
- ピティナステップ初参加ともうすぐ発表会🎵 - 2024年10月16日
- 「クラシック音楽を聴いてみよう!」その2 - 2024年10月4日