ポップスの
「ベタ譜」「書き譜」の
レッスンについて______
流行もの`ソング`が
(ポップス・スタンダードなども含め)
ピアノソロ楽譜として
出回っている
いわゆる
` アレンジ譜(書き譜) `は
たくさんあります。
広告にのった人気曲を
ピアノの音色で弾きたい
という
方向けのものですが
もとは、
ピアノのために
書かれた曲ではありません。
また
中には、
あまり
子供たちが弾くには
よいとは言えない、、
アドリブでならカッコよいのだけれども
・・
それをベタで弾くとなると・・
?
というような
アドリブを
そのまま譜面に出力した
一般的には
とくに子供たちには
弾きにくい
アレンジのものもあります。
ましてや
通常ピアノレッスンで
その、どなたかの
アドリブをそのまま・・
「弾きたいのでレッスンを、」
などとなりますと・・
??・・
というものもたくさんあります。
(今のレベルで弾くことが
プラスにはならない
編曲になっている、
というものも
もちろん、あります。)
♦︎しかしこれらを
「ピアノ曲」としてとらえて
レッスンを希望する
生徒さん方も
時々いらっしゃいます。
親御さんが
希望するパターンも、
あります。
しかし
もともと
ピアノ曲として作られたものでない上に
一過性の流行の曲である場合
「ピアノ曲のレッスン」
「鍵盤楽器のレッスン」の題材には
なかなか、なりずらいものです。
つまり
基本的には
「みなさんが自由に
弾きたいように弾けばよい・」
というものになります。
♦︎アコースティックピアノの
レッスンは
基本的には
『鍵盤器楽』という大きな枠に属します。
♦︎ピアノのレッスンでは
通常、
鍵盤器楽としてのレッスンを
おこないます。
これは、自由に弾けばよい、というものとは
少し違ってきます。
♦︎『ピアノ』という
生楽器の性質を活かして
どうすれば音楽表現を充実させ
どうすれば自身も感動でき
人をも魅了することができるのか・
というレッスンが
「ピアノレッスン」です。
ピアノという楽器を研究し
そのために数百年前から書かれた
名曲がたくさんあります。
ピアノレッスンでは
その1曲・1曲を
作曲家の意図するところを
楽譜から解釈して弾いて行きます。
このようにお勉強して行くのが
ピアノレッスンの基本です。
(ちなみにジャズピアニストから学ぶ
ジャズピアノレッスンの場合は、
ジャズを題材として
`コード`を主体に
ジャズスケールからアドリブ、
インプロビゼイションまで
ピアノレッスンを行なうものであり、
これはこれで、また
『ジャズピアノレッスン』として
別個に存在します。)
*もちろん、
ジャズピアノのレッスンでも
上記に書いたような
♦︎アレンジ書き譜、ベタ譜は、
いっさい使いません。
♦︎メロディーとコードだけで
曲の1コーラス分のみ記された
ごくシンプルな基本譜面から
すべてを弾いて行きます。
✨✨✨
一般的な
流行ソングを
一時的にピアノ楽譜に編曲した
『ベタ譜』は
自宅で好きなように
気分転換に弾く。
という範囲にすると
よいと思います。
✨
レッスンに
このような楽譜を持参されても
講師は
「自分で好きなように
おうちで弾いてみてごらんなさい☆」
と
アドバイスを
することになるでしょう。
一般に「ピアノレッスン」で
ピアノの先生から学ぶ曲は
♦︎ピアノを弾いて行く上で
欠かせないものばかりです。
その焦点となるものは
♦︎「編曲(アレンジ)」
ということになるのです。
_________________
クラシックの作曲家による
「作曲」とは、編曲も含めた
ワークを示します。
_________________
つまり、編曲こそ
レッスンにとっては
肝心なのです。
どのような編曲を
どのようなレベルで弾くのか・
これが重要です。
どんな編曲でも
弾けばよい、というものでは
ありません。
✨
ある程度のレベルまで
到達するために
経なければならない
レッスンの道があります。
ピアノレッスンでは
弾かねばならない曲があります。
それを
一定の期間に
マスターできるように
指導して行くのがレッスンです。
ですので
流行ソングのベタ譜、書き譜、は
余裕があれば
ときどき
力試しに
あくまでも
楽しみとして
おうちで
おおいに楽しんでみるとよい。
という類いのものであり
◎原則、
ピアノレッスンと
直接
関わりのある題材では
ありません。
とくに、
♦︎小学校高学年になり
しっかり中級に入るまでは
♦︎おすすめしません。
通常レッスンで
レベルが上がって行けば
また そこで
選べる曲の世界が広がります。
◎
◎
好きな曲、という趣向で
そのようなものばかり
弾いていては
同じレベルで
横を広げているだけになり
なかなか
縦にレベルが
上がって行かないことにもなります。
基本的には
♦︎好きな曲を弾くのが
レッスン、ではありません。
♦︎好きな曲を
「弾けるようにして行く」のが
レッスンなのです。
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