こんにちは♪

ピアノ教室Farbe 木村彩乃です。

 

 

 

手拍子でリズム打ちをするのは好きな生徒さんが多く、教材もどんどん進められるのですが、最近は、耳に入ってくる音楽(アニメ、JPOP)が速いものが多いせいもあるのか、正しくリズムを打つというより、どれだけ早く打てるかということに意欲を燃やす子もいます(^^;;

 

そんな、スピード感のある現代に生きる子どもたち

 

そんな中で、いつもとってもゆったりマイペースの、今年、年中になったMちゃん

 

彼女は手拍子をする時に、手を大きく振る癖があり、全体的な拍子感がゆ〜〜っくりになってしまいます。

ということは、今打っているリズムは速い音符なのか、伸ばす音符なのかが、どうしても分かりにくくなるのです。

 

 

そこでこちらの、おままごとグッズ

 

手拍子だと、パ〜〜ンパ〜〜ンパ〜〜ンと打っていたのが、

まな板の上では、トンットンットンッと、包丁を使って小気味よくたたいてくれます♡

 

例えば、こちらのリズム。

 

 

八分音符(2枚目のカード)を入れても、

まな板の上で

トンッ、トト、トンッ!

と、難なくクリア

 

 

リズム打ちはあまりピンと来ていなかったようなのですが、Mちゃんの最近のお気に入りになりました(^^)

 

イメージって、大切です。

 

 

 

 

 

さて、8月の久保惣記念美術館にて演奏するプログラムからご紹介させて頂く2回目の今回の曲目は、

 

ドヴォルザーク作曲

『ボヘミアの森より』です

 

 

アントニン・ドヴォルザークはチェコの作曲家で、1841年、モルダウ川沿いの北ボヘミアの小さな街で生まれました。

 

 

ドヴォルザークと言えば、ピアノ作品『ユモレスク』を始め、交響曲『新世界より』や、スラヴ舞曲集などが有名な作品として知られています。

 

 

 

原題は、『シュマヴァの森より』。

 

この『シュマヴァ』というのが、平均標高1100メートルの峰々を持つ、チェコ南部に全長約240キロメートルにわたって広がる森林地帯なのだそうです

 

 

『ボヘミアの森より』は、この深い森に想を得た、6曲からなるピアノ連弾作品となっており、今回は、こちらから2曲演奏いたします♪

 

 

 

 

さて、このドヴォルザーク…

共演する荒賀さんから教えてもらって初めて知ったのですが、相当な鉄道オタクだったそうで、調べれば、どんどん出てくる鉄男くんぶり

 

 

機関車の型番を覚える、運行ダイヤやスペックを克明にメモする、などはもちろんのこと、

 

プラハでの音楽学校時代には、学校の近くではなく、常に鉄道の音が聞こえる下宿を選んだり、

 

教鞭を取るようになってからも、授業の日程を、鉄道の時間を基準に組んでいたとか…(°▽°)

 

 

汽車の走る音を耳で記憶して、それを作品の中で活かして再現したというエピソードは、さすがというしかありませんね

 

 

 

そんなドヴォルザーク、生家はお肉屋さんという、ごく一般市民の出で、周りの人からの支援を受けながら、地道に着々と歩を進めて作曲家としての才能を開花させた努力の人です

 

 

またクラシック作曲家としては珍しく?、家庭円満で、二男四女にも恵まれ、幸せな家庭を築きました

 

 

家族を大切にした温厚なお人柄で知られるドヴォルザークが愛した故郷チェコの、緑豊かな深い森をイメージしながら、演奏したいと思います

 

 

 

(こちらの写真は、丹波篠山の森です)

 

 

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