こんにちは♪
西宮市甲東園(阪急甲東園駅より徒歩3分)
ピアノ教室 Farbe の木村彩乃です。
中学生まで習われていて、60歳の時に再開された生徒さん。
始められて、丸2年が経ち、本当に心から楽しんでいるのが伝わってくる演奏に変化されていて、聴いている私も嬉しくなります(^^)
最近、楽譜を見て、ただ弾くのではなく、ここはこうしてみようかな🎶と、考えられるようになられたと教えて下さいました。
『それがピアノを弾く楽しさなんですね〜✨楽譜を読むってこういうことなんだって思えるようになりました』
まさに!そうなのです!!(*’▽’*)
曲に取り掛かる時に、弾かずに楽譜を眺めるというのも、大切なことです。
分かりにくいけれどよく見れば同じフレーズが使われていたり、メロディーの部分が内声に隠れていたり、、
注意深く見れば見るほど発見があり、楽譜を読むことは、まるで宝物を探しているような気分になります★∻∹⋰⋰
練習とともに、楽譜を細部まで見て、作曲家の伝記を読んだり、時代背景まで学んだり……
理解しなければいけないことはその都度たくさんありますが、その上で、自分の内側から出てくるものをプラスすることで、作品に共感して弾くことが出来ると思います。
もちろん、作曲家が魂を込めて作った作品なので、時代(古典派、ロマン派など)や、作曲家それぞれの手法について間違った解釈をしてはいけないですが、ピアノを弾く、表現することの面白さは、音に自分自身の気持ちを乗せられてこそ感じられるものだと思うのです。
生徒さんにも積極的に、『自分が思うこと』を表現してもらいたいので、普段のレッスンで、表現面では、私からの一方通行にならないよう心がけています!
コミュニケーションを取りながらレッスンしていると、生徒さんの方でも話しているうちにどんどん想像力が膨らんできます。
それは、小さい生徒さんでも同じこと。
自分なりの世界を、一生懸命に伝えてくれます(o^^o)
言葉にすることで、こうしたい、というものがだんだん見えてくるので、それを少し意識するだけで、演奏がいきいきとして、変化が現れます。
何となく弾いているなぁというのは、聴く方にも伝わってくるもので、
以前、指でもう覚えてしまっていて、楽譜を見ているようで見ていない生徒さんに、
『今、何考えて弾いてた?』
と聴くと
『何も考えてなかったかも!』
と、思った通りの回答が(^^;;
どんな時も、たとえ練習の時でも、心を込めて弾きたいものです♪
前述の生徒さんは、やさしい曲であったとしても、いつも一曲一曲に対する愛情がひしひしと感じられ、私自身も、こんな風に一つ一つの曲と向き合わなければと、改めて思わされます。
今弾くその曲との出会いを大切にすること
いつも立ち返りたい、原点です。