こんにちは♪

ピアノ教室 Farbeの木村彩乃です。

 

 

料理研究家 土井善晴さんのテレビ番組
『土井善晴の美食探訪』が好きで、ずっと見ていました。

最近はロケが難しいのだと思いますが、残念ながら番組はお休み中。

 

土井さんの、本当にこれは美味しい!という時の表情や、親父ギャグ入りのコメントがとっても面白いです!

紹介されるお店も、行ってみたいと思うところばかり✨

再開されるのを楽しみに待っています(^^)

 

 

 

その土井さんの著書を紹介する新聞のコラムで書かれていたのがこちら。

 

土井さんは料理の際、よく『だいたいで』良いという。
『いつも変化する自然に、基準どおりにお願いしますって言えないでしょう』
今日の空模様、自分や相手の体調を感じ、目の前にある素材に心を寄せることから始まる……

 

 

これは、レッスンと生徒さんのことに通じるなぁと思いました(^^)

 

 

今日は、これを弾いて、これを歌って、書いて、リズムもして…

たくさんメニューを考えてはいますが、いつもその通りにいくなんてことはほとんどありません!

 

まさに、『基準どおりにお願いしますって言えない』という状態です(*゚∀゚*)

 

これは分かりにくそうだから少しゆっくり進めようとか、すごくノってくれているからもう少しやってみよう!など、レッスンはいつも臨機応変に、生徒さんのその時の様子も見ながら、色々なパターンで進めます。

 

 

レッスンをやり始めた当時は、レッスンメニューどおりに進まないとがっかりして、

今日は全然進まなかった〜〜(T-T)となり、

来週はあれもこれもしなきゃ!!(꜆꜄•ω•)꜆꜄꜆

そして次のレッスンもまた慌ただしくこなして…

という悪循環に………

 

 

まず、『今日、目の前にいる生徒さんに心を寄せる』ところから、レッスンを始めなければいけないのに、この頃はとにかく音符を早く覚えて読譜ができるように、早く先へ先へ進むこと、そればかり考えていました。

 

なぜなら、ピアノを弾けるようになること、それが一番楽しいことだと思っていたので。。

 

 

当時は、ピアノ、音楽を楽しみに来てくれている生徒さんを、ただただお腹いっぱい状態にさせてしまっていました(๑-﹏-๑)

 

 

ピアノに触れるまでにも、その時期、その時期で、音楽を楽しみながら(それが大切です!)学ぶ方法はたくさんあり、ゆっくりと段階を踏んでいくことが、結果的に途中でのつまずきを少なくし、ピアノを長く楽しめることにつながります♪

 

 

ここで土井善晴さんの言葉をお借りすれば、

 

最終的な目的地や、それぞれの課題の内容は『だいたいで』はいけませんが、その日のレッスンで全てをマスターしてもらうことが一番なのではなく、生徒さんの様子も見ながら、進み具合はある程度『だいたいで』良いと思うのです。

 

今日出来なかったことを数えるより、完璧にできたことが一つあれば、それは生徒さんにとって達成感を感じられるものであり、次へのステップとなります。

 

少しずつ努力して積み上げていけば必ず上達することの楽しさも、同時に感じてもらいたいと思っています(*^^*)

 

 

まず始まるおしゃべりは『だいたいで』切り上げてほしいところですが(^^;;

それも含めて、その時間を大切にしたいです✨

 

 

 

 

 

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