高槻市野田1丁目の河井エレクトーン・ピアノ教室です
今年高校生になるH君が、曲を弾き始める前に、「これ、アレンジして弾いてもいい?」と、尋ねたので、「いいよ!とってもいい❗」と答えました。
これまでの彼は、楽譜を見て弾いて終わっていたので、「アレンジしてもいいですか?」という言葉に、驚きと感動でした。
「残酷な天使のテーゼ」を弾いているのですが、後半の盛り上がっていくところで、半音上げて転調しようとしていました。
ところがうまく転調できなかったようで、元の調にもどってしまいました。
次の調への移動のところはうまく運んだのですが、
G#7からC#mへというコード進行ができていませんでした。
彼は、まだコードネームも覚えられていません。
「コードネームをおぼえようか。
コードの仕組みを覚えたら転調もすぐにできるよ」と、言うと
「あー、知ってる!C,D,E,F,G,A,H,Bやろ?」と、言います。
「なんで、シだけドイツ語なん?」と、答えて、正しくコードネームを覚えていただきました。
そして、メジャーコードと、マイナーコードの違いを教えました。
「コードネーム覚えて、コードで伴奏弾くことを練習してみる?」と、尋ねると、「スマホでできる?」という返事です。
「できるよ」と言うと、「学校へいく電車の中で覚えられるし。やってみます。」と、楽しそうな顔で言ってくれました。
「もっと、真面目にカデンツやってたら、こんな転調も簡単やったやろうな!」と、悔しそうに言うので、「まだまだ今からやればいいやん」と励まして、次回からのレッスンではコードで伴奏をつける練習もします。
高校生になると、こちらが何にも言わなくても、アレンジをやってみようと思うのですね。
スマホで、色んな人がピアノ演奏しているのを見ているようです。
よい刺激になったみたいで、ありがたいことです。
この曲がここで転調しているとか、アレンジを変えてカッコよくしたいと思えるくらい、音楽に関心をもってくれるような人間になってくれたことが、私には、とても嬉しく思えます。
いたずら好きで、おしゃべりで、ちっともじっとしていなかった彼が、こんなにも素敵に成長してくれたことが、嬉しくて嬉しくてたまりません。
今日の、「この曲アレンジして弾いてもいいですか?」っていう彼の言葉を、忘れることはないと思います。
ただいま、生徒さん募集中です。
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河井エレクトーン・ピアノ教室
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