たまたまつけたBSで、フジコ・ヘミングさんのドキュメンタリーを見ました。ショパンが、恋人ジョルジュ・サンドと暮らしたマヨルカ島への旅とコンサートの記録です。
フジコさん、支えられて手押し車で歩いていました。もう90才を過ぎているとか。しかし、ステージでは椅子に座った途端、もうフジコさんの世界です。個性的な衣装と髪型からくる独特の雰囲気、それにきれいな音ではっきり浮きだたせるメロディーライン。何より90才過ぎてもまだあれだけ指が動くなんて、すごいですね。
もうずいぶん前になりますが、福岡でのコンサートに行ったことがあります。フジコさんの代名詞とも言える『ラ・カンパネラ』に、感動しました。今回の演奏もその時と変わらないようでした。ピアニストって、たぶん努力によるのでしょうが、若い時の演奏テクニックをいつまでも維持できるものなんですね。
The following two tabs change content below.