先日、1年に1度の調律をしてもらいました。お世話になっているのは、もう何十年も来ていただいている調律師さんです。最近は、ずっとお任せで調整してもらっていましたが、今回は少し気になる事があり、聞いてみました。
「最高音の方ですが、ペダルが効いていないような気がします。故障してるのでは?」
調律師さん、間髪を入れず
「最高音までは、ペダルの仕組みは付いてないんですよ。蓋を開けてみればわかりますよ」
見れば、確かにペダルを踏んだ時に上がる黒い長方形の物が、最高音までのいくつかを残して付いていません。低音の方は、最後まで付いています。
普段は、鍵盤の端から端までペダルを使って弾くような曲は、あまり無くて、たまたま今練習している曲の音域が広く、今になってそのことに気が付いたのでしょう。
右のペダルを踏むことによって、弦が解放されて音が伸びるらしいのですが、高音は、音の減衰が早いため、その必要性がないのだとか。
この歳になって初めて知りました。何十年とピアノに触ってきたのに、恥ずかしい!
大学では、ピアノの構造についての授業はありませんでした。演奏ばかりでなく、そんな授業もあればよかったのにと、他人のせいにする梅雨空の下の今日この頃です。
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髙橋ピアノ教室
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