過去の記事の再アップです。
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アコースティックピアノは
人の「打鍵」「タッチ」によって
ハンマーが弦を叩き
それがピアノの箱に共鳴して
「音」となり
いわば空気を動かします。
そして
その一連の音楽作業の中に
曲想があり 気持ちがあり
その表現があります。
曲中で
「イメージや気持ち」と
「タッチ」が
何も考えなくても連動していることが
必要とされる
「脳作業」でもあります。
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昨今の日本のコンクールでは
多くの子供たちが
上半身を 大きく 大きく
動かして 揺らし・・
時には
上半身や首を
ぐるぐるまわすかのように
こちらが見ていて
目がまわりそうな・・
不思議な演奏姿をしています・・
皆、まるで申し合わせたように
同じような演奏の姿・・。
正しい指導の必要性を痛感する光景です。
曲想の中で
子供の気持ちがあり
それを
上半身で表現している・
ということかもしれませんが
・・
その気持ちが『タッチ』に
ちゃんと反映されているのかどうか、
は疑問です。
そして 先ず なにはともあれ
見ていて
何と申しますか。。
あまり心地よいものでもありません。
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本当は
無駄な動きをいっさい排除した
演奏が最も素晴らしく
それでこそ
タッチ⇒音色
のシンプルな連動が
理想的につながります。
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また 時には
その無駄な動きに合わせるかのように
1の指や5の指を
ピアノの下にぶらさげるように
弾く方々も・・
何と多いことか。
正統なタッチを知る私は
ただただ・・驚きますが
この弾き方では
真のレガート奏法も
色彩ある表現も
実はできないことを知っていますか・
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また
単純に
音を横にのばしたい気持ちから・・
鍵盤の表面上で
手首や腕を大きく動かして
(まるで小麦粉をこねているように)
長さを保持するようにしながら
そこから
次の音へとつないで行く
レガートの不思議な弾き方も
コンクールなどでは
多く見られますが
鍵盤の表面で
実際の長さより音を長めに弾いて
次へつないでも
実際には
ピアノの構造上
「次の音と混じるだけ」であり
これは
真のレガート奏法とは
本来、
言えないものなのです。
真のレガート奏法を
先ずは「耳で」
聞き分けられるにすることが
肝心です。
子供のうちから
ほんとうの耳を
つくって行くレッスンが
必要です☆
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上半身をあれほど動かしても・・
その動きが はたして
そのまま素晴らしいタッチに
繋がっているのかどうか
○ピアノ鍵盤は
「小麦粉」ではないので
鍵盤の表面を
腕や手首で横にのばそうとしても
こねようとしても
・・
のびませんし
こねても形を変えることもありません。
○鍵盤をこねようとしていないか・
○その動きが正統なタッチにつながっているのか・
○その動きが音色にどう関わっているのか・
客観的な耳と目で
確認する必要があります。
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子供ピアノ・
なるべく
無駄な動きを排除して
クラシックピアノは
ヨーロッパ源泉から離れず
正統なタッチを
確認する必要性を
コンクールにおいても
痛感いたします。
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ピアノを弾くときには
無駄な動きを排除して
正しいタッチを学び
これで
無限の表現を可能にいたしましょう。
☆
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ポーラちかこのレッスンでは
小学生が本年コンクールで
この上なく
素晴らしい講評をいただき
優秀賞をいただきました。
とくに
幼児期から継続的に指導をしている
○正統なタッチと表現力との直結
○無駄な動きの排除
○切り貼りにならない自然な音楽の推進力
○美しい音の粒
○表面的な動きのなさとは反対に
本人が心底楽しんで感じて歌っている演奏。
このような点を大いに評価いただけたことを
たいへんうれしく思います。
正しいタッチ・真のレガート・を
学びたいお子さまは
ポーラちかこのピアノレッスンで
お待ちしています。
当ホームページ
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☆ポーラちかこ☆

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