子供はピーマンが大好きです。

この文章を読んで
「え!?
子供ってピーマンきらいなんです。」
と思った方。。☆

 

??? いったいその考えは
どこから来たものでしょう ?

別に決まっていないのに。。

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どこかから
すっかり植え付けられてしまった・・
「子供はピーマンがきらいなもの。」
という観念・・。

 

本当はそんなこと、
決まっていないのですよ、。

現に私は
ピーマン大好きな子供たちを
たくさん知っています。

 

 

ある小学4年生の男の子から
言われたことがあります。

『せんせい!
子供はピーマンが大好物なんだ!!」

って。

その時に筆者が先ず思ったこと。

 

 

『お母さん、素晴らしいな〜。。☆」
という感想でした。
きっとママがそのように言いながら
本当にピーマン好きの子を育てたのです。

筆者の子供も、
実はそのように育てました。

 

 

 

不思議ですね。
子供はピーマンは
臭いや味がきついので嫌い。と

 

さももっともらしく、
誰かから言われれば
そうなのか、と思って
そのように、
わが子を育ててしまうママ。

 

 

最初にピーマンを子供の食卓に出す時。

『きょうは、、この野菜炒め、
ピーマンが入っているから、、、、
どうしよう、、、、? 食べられる、、?』
なんて

わざわざ聞くものではありません(笑)

 

 

 

『さあ、野菜炒め、おいしいわよ〜!』
これだけでOKです。
だって子供は何も知らないのですから。

 

 

まだ普通食になって間もない子供に
初めてピーマンを出す時には
他の野菜と全く区別せずに
あっ、ピーマンだ!
ママこれだ〜い好き! と言って
ママがおいしそうに
食べながらすすめてあげましょう。

 

 

これでピーマンぎらいになるなんて
おそらくは無縁なことです。
子供が口に入れて ちょっとへんな顏をしたら
「ね!おいしいでしょう〜」と言ってみて下さい。
多分、「うん。おいしい!」と言う子は
多いと思います(笑)

 

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例えば ピアノのレッスンでは

 

 

幼児に
「この音って色がこっちより薄くな〜い??」と
言ったりすることがあります。

これをきいて
ママならどのように思いますか?

 

 

『子供にそんな難しいこと、
言ったって、分かるわけないじゃない』と

思いますか ?

笑。。☆

 

 

もしそのように思うなら
やっぱりこれも
何かにそのように形づくられた
観念でしかありません。

 

 

なぜなら
♦︎子供にとっては
この音は薄い・こっちの音は濃い・
この曲は涼しい・このメロディーはお天気がいい・
この曲は雨が降りそう・など

とっても 簡単に分かることだからです。

 

 

 

♦︎もしも下記のように言ったらどうでしょう?

 

 

この音よりこっちの音のほうを強く弾いてね・
あっ、それでは強すぎ。
でもそれじゃ弱すぎだし。
もう少し強く、、。とか

 

 

この曲はだんだん強く弾いてね・だんだんよ。
ちょっとずつよ、。とか

 

 

このメロディーは
短調のメロディーと言います・
など。

・・・

 

こんなふうに言えば
子供にとっては
とてつもなく難しいものとなるのを
ご存じでしょうか。

 

 

なかなか
よいニュアンスで弾くところまでは
行かないと思いますよ、。

 

 

頭の中が遠回りするのです。

 

 

 

子供には

抽象的な言葉で言ってあげたほうが
とっても簡単に把握できるんです。

 

 

 

強く、弱く、と言ったほうが簡単なのでは?
と思っているのは

大人を中心にして考えているからです。

 

 

大人にはそのように
具体的な言葉で言ったほうが早いのかもしれません。
(人によるところもありますが)

でも 子供はその逆なのです。

 

 

◎大人にとって難しそうに思えることが
子供にとっては簡単なこと。というのは
実はたくさんあります。

 

 

◎子供だから難しい のではなく
子供だから簡単なのです。
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例えばブロックあそびなども。

子供に『ねえ、きょうは なんか
広がるような未来の幸せを創ってほしいなあ、』

と
リクエストします。

 

 

 

もしも大人が
このようなリクエストを受けたら
何と言うでしょう ?

 

 

 

「いやあ、むずかしい注文だな〜。。」
なんて言いながら
頭をポリポリするのでは ?

 

 

 

でも子供は
「広がる未来の幸せ」という言葉で
何とも思わずにすぐに
何かを創り出すはずです。

 

 

 

しかしこの時に大人が
要らぬおせっかいをしたりすることもあります。

 

 

「あ、ちょっと難しかったかな、子供には、。」なんて。

・・・

 

このように言ったら
子供はどうなると思いますか ?

 

 

広がる未来の幸せ などという
抽象的表現=難しい と
インプットされてしまいます。

 

 

以後、このような言葉だけで
すぐに創作をする、などということは
なくなって行ってしまったりするのです。

 

子供には
「あ、ピーマン、子供にはちょっと無理かな」とか

 

「雨が降りそうなメロディー、
なんて子供には難しいよね。、」とか

 

「広がる未来の幸せ、って言っても、
まだ子供だったね、。」など、、、

 

 

♦︎余計なことを大人が言ってはいけません。

 

 

せっかく抽象表現から
直接イメージへ通じ
そこから直に表現へと通じるはずが、、

 

いったん理屈の世界に通じさせて
「子供には難しいんだ」と理解させ

 

 

具体的な言葉でイメージを狭めて

 

結果的に
決まりきった
つまらない表現に
なってしまうのです。

 

 

 

大人からのこういう一言は、
本当に余計なことだったりします。

 

 

 

自由な発想という面から言えば

大人は

子供よりずっと

不自由な世界の住人なのです。

 

by ポーラちかこ

 

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