ベートーベンは後期になるにつれて
ご承知のとおり、
耳の具合が
極度に悪化して来た作曲家で
最終的には
ほとんど
聞こえていなかったそうです。
その最も厳しい状況に在ったときに
作曲した曲は
『悲愴』・・
ではなく☆
☆
『歓喜のうた』
交響曲『第九番』でした。
☆
^0^ ☆ !
人生で最も辛い時に
「大喜びの曲☆」を
作曲したのです。(笑)
いいですね。。
こういう方。。✨
しかし
ベートーベンの作品は
第九に限らず
。。☆
筆者、
クラシック界とジャズ界、
両方を渡っている者として
あらためてじっくり
ベートーベン作品と向き合いますと
ソナタ作品を弾いていてさえも
ものすごいぶっ飛び様には
解釈を進めていて
こちらが
脱帽してしまうことが多いのです。
(シューマンも、
もちろん☆そうとう
ぶっ飛んでいますが 笑)
例えば♯11や
♭9などといった音が
バンバン出て来たり
初期のソナタ作品においても
すでに
すごいビートの表現が
隠れていて
(見つけると、
それはそれはめちゃくちゃ
カッコいいビートパターンで
本当に驚きます、、。)
そして
その手法が。。
泣けるほどすごいのには。。
あらためて感動してしまうのです。
こうして
どんどん
人間味を帯びた作品が生まれ
ベートーベンのサウンドは
ヒトの心に
グーっと入って来て
。。
世俗にアプローチしてくれる
魅力的な
音楽になって行くのです。
☆
(当時のヨーロッパでは
クラシック音楽は
貴族や王族の儀式・習慣・
生活のニーズに
応えたものであり
貴族・王族がスポンサーとなり
音楽家は活動ができました。
いっぽう世俗音楽の類いも
独自の流れの中で後世に
伝えられて行きます。)
*ベートーベンは
貴族王族の特別な庇護をとくに
望むアーティストではなかった事、
それ自体が
当時ではとてもめずらしい
フリーランスの作曲家です。
生活はたいへんだったことでしょう。
しかし
作曲家の中では
比較的長生きしている方で
ツエルニーや
リストといった
素晴らしい弟子も育て
当時の音楽家としては
たしかな「成功者」
のひとりだと言えるでしょう。
この時代の
ベートーベン作品が
もしもなかったら
おそらく
現代のポップスミュージックは
なかったことでしょう。
☆
☆
それくらい
世俗音楽に
影響を与えた音楽家だと言えます。
また
当時の
ウィーン古典派に在って
ベートーベンはただ1人、
何と
斬新な作曲家であったことかが
分かります。
☆
ブッ飛びアーティストは
いつの時代も
苦しい日々の中
人を魅了する
ステキな作品を
たくさん産み出してくれます。
このような時代の
このような作曲家たちの活動が
ヨーロッパクラシックの世界に
もしもなかったら
。。
私たちの国「日本」で
現在当たり前のように使っている
『ドレミ』の音楽の世界
これも
なかったことになるでしょう・・。
音楽は日本音階だけだった
そんな我が国での
西洋音楽『ドレミ』の歴史は
実は
まだまだ浅いのです。
by ポーラちかこ
☆
☆
☆
世界的ジャズピアニストの
山下洋輔さんが
平野昭氏と、
ベートーベン第九について
とてもおもしろいお話しをしています。
山下さんと言えば
ご存知のとおりフリージャズ界の
トップピアニスト
泣く子も黙る
ご機嫌なジャズマン☆です☆
ぜひ下記サイトへ飛んで
ご覧下さい。
その山下洋輔さんの演奏はこちらです。
いつもステキな演奏で
私たちを魅了してくれる
元祖、日本ジャズ界の
ブッ飛びアーティスト。
筆者の大好きな
フリーサウンドです。
☆
♦︎山下洋輔さんの生い立ちなど
楽しいご案内はこちらです。
___MintMint___
1万人の第九2020より
*指揮はSado Yutakaさんです☆
mintmint
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