☆わが子の才能のタネを
見逃さない☆
♦︎作曲家の三枝成彰氏が
下記のように
おっしゃっています。
(音楽に関しては
全くもって筆者も同じ考えです。)
____________________
幼い子供が一人で
自分の道を見つけられる可能性は
ほとんどありません。
子供が好きそう、合いそうだと思ったら、
親が道筋をつけてあげるべきです。
時には強引でもいい。
子供が大きくなってから
「これがやりたい」と思っても、
間に合わないこともあるからです。
____________________
☆
☆
☆
子供たちがある分野で
「才能があるかも」と
感じさせてくれる
ちょっとした場面は
意外にも、
本当に幼い頃に
表れていたりするものです。
たとえ本人が無言であっても
才能ちゃん自体は
バタバタとサインを出しています。
♦︎それは「がんばる」というような
本人の意識や努力とは
かなり無関係なところで
サインを出していたりします。
親がそれを見逃さずに
ピンときたらすぐに
わが子を信じて後方支援にまわり
事情の許される限り
どこまでもバックアップし
準備してあげることができた時に
子供は思いっきり
それを開花させ
また特別な進路にも
しっかり間に合ったりします。
「親がレールを敷く」というと
マイナスの意味に使われることが
多いようですが
レール つまり、
到達できるための道を
調えてあげることは重要で
これは、正しい情報集めも含め
本当は
親にしかできない役目なのです。
____________________
♦︎「才能」と「開花」とは
こういうことであり
今はさまざまな選択肢を
考慮に入れて、、とか
本人の意思が固まるのを待って、、とか
そういう
ごく常識的な冷静な判断を伴う
意識的な世界とは ・・
またちょっとちがうもの、
なのかもしれません。
本人の「意思や意識」とは
関係なく
もっともっと
「潜在的なもの」であり
「自然発生的なもの」だとも言えます。
ひとつたしかに言えることは
♦︎「才能」と「開花」
というドラマは
驚きや喜びや発見によって
めまぐるしく変化する状況の中で
思考するひまもない
自然な感動の世界の
『運びごと』
だということです。
「運びごと」つまり
運命みたいなもの☆
♦︎とくに「ピアノ」は
たとえば ある程度、
専門的に進ませようかと考えたとき
今は
いろいろやらせてみて
もう少し大きくなってから
それから、、
などと
ごく普通に言っていては
全く間に合わないこともある
特別な進路でもあります。
♦︎しかし幸運なことに
音楽の場合
その才能の「種」は
ものすごく幼い時から
表れているものでもあります。
よく観察していると
その才能を
早期にしっかり見つけられます。
☆
例えば先生から
特別な進路に進むのも
可能なお子さんですよ、と
もしも声を
かけていただけたら
才能開花への
準備の好機☆だと
とらえることもできます。
(日頃から子供をよく観察している
専門の先生は
見つけるのが早かったりします)
むしろ
それらを
見つけることのできない
指導者は 。 。
少し、、考えものかもしれません。
☆
あとからでは
間に合わないことが
音楽の世界には
たくさんあるんです。。☆
♦︎楽器の演奏もそうですが
♦︎ソルフェージュ力などが
そのひとつです。
「種」を見つけたら
幼いときから積み重ねて行かねば
育たないものだからです。
脳が育っている
「上昇気流」にのせて
たくさんの音楽刺激を与えてあげることが
必要不可欠です。
また
この好機を逃してしまうと
何と。。
そのまま
ふつうに
才能ちゃん自体が おとなしく静まり
まるで消えてしまったかのように・・
すっかり
ふたをされてしまうことも
あるのです。
もったいないですよね、、。
(見つけて育ててあげられるかどうかは
先生や親にかかっているのです。)
☆
☆
☆
好機を逃さないように
したいものですね、。
☆
☆
☆
ちなみに
幼児からピアノを習っていて
小学生になって
その力を表しはじめ
じょじょに
見違えるようになったお子さまが
この世界で力を発揮でき
特別なよろこびを得られそうな
そんなサインを
自然に表しているなら
その時点で
1年でも早く
1ヶ月でも早く
レッスンも
次のステップに向けて
充実させることは
かなり重要になってきます。
子供の成長スピードは
想像を超えているからです。
上昇気流にある時が
☆「最大に伸びるチャンス」です。
・・というよりも
『脳』が
『伸びたい!』
『スパークしたい!』と
訴えている時期だと言えます。
☆
大人の感覚やペースで
ゆっくり考えていると
どんどん ・・
好機は過ぎて行きます。
☆
「この子にはこれが
合っているかも!」と見つけたら
本人が
冷静に考えているヒマがないくらいに
どんどん道筋をつくり
招いてあげるほうが
才能はよく育つと言える面が
音楽にはたしかにあるのです。
______________
______________
ピアノ弾きが、
大人になってから
「よく私にピアノをさせてくれた・・」と
しみじみと
親に感謝するのは
その為です。
______________
______________
(音楽・芸術の分野は
学校の一般的なお勉強の分野とは
ちがう伸び方を見せてくれる面をもっています)
だまっていても
子供たちは時間とともに
興味のある分野が
どんどん広くなりますので
この先ゆっくり子供に聞いてみて、
という形では
どんどん
あれもこれも、に
なってしまう流れになります。
(子供とはそういうものですよね、。)
そうなってからは
もちろん
視野は広くなって行きますが
♦︎「ひとつの分野に
ずば抜けて打ち込む」というものとは
また
全くの別ものになって行きます。
♦︎夢中になって
周囲が驚くほどうちこめている
という状態は、
全身が強い輝きを放っています。
♦︎どちらかというと
音楽・芸術分野は
「ずばぬけて打ち込む」時間が
一時期、あったほうが
自然に
世にも素晴らしい作品を
産み出すようになるのです。
☆
♦︎音楽・芸術分野で使う
「脳」は、
そんな感じでスパークする。
というのが事実です。
____________________
親がピンと来たら
これだ・と信じ
なるべく早い時期に
上手に、
子供をその気にさせ
☆
しっかり道筋をつけてあげる。
これは
実は
親にしかできません。
◎
◎
◎
例えば
*楽器を万全にしてあげる
*レッスン態勢を万全にしてあげる
*練習環境を万全にしてあげる
*日頃のスケジュールを調えてあげる
ピアノの場合
これらが大切になってきます。
しっかり
音楽面を開花させたい場合なら
♦︎なるべく
小学校「低学年」のうちに
伸びる種を見つけ次第
先生に細かくみていただける
特別なレッスン内容に移行させるのは
そのためです。
________________
ピアノは
おうちでの練習は大切ですが
自習に偏ってしまうと
◎正しく育たないものでもあります。
レッスンが
それなりに
たくさんないと
得てして
頑固な弾き方になる場合が多く
耳を使う習慣も薄くなり
こうなるとむしろ
よく練習する子にかぎって
ただがむしゃらに弾く、という
逆効果にもなることがあります。
♦︎こういうのを
♦︎マイナス練習と言うのですが・・。
運動のようにがむしゃらに
人の声も聞けないほど
ただガリガリ
目前の鍵盤と「格闘」しているという
・・
😓
子供には
そんなことも多々あるのです。
♦︎
♦︎
♦︎
「レッスン」と「自宅練習」の
バランスは大切だということですね。
☆
レッスン時間が足りないと
適度な進み具合との兼ね合いを
講師が考えた場合には
どうしても
指導しきれない部分が出て来ます。
じゅうぶんな
レッスンを受けることができて初めて
細かなところを
丁寧に時間をかけて
伝授していただけますので
自宅での練習も
こまやかに丁寧にして行くことが
ごく自然にできます。
♦︎子供たちの
一回の『レッスン時間』の
目安は教室により、また
先生により、
それぞれの考えと
それぞれの事情のもとで
さまざまですが
おおよそ
_____________________
*幼児導入期(30分内)
*小学校初級(30分〜50分)
*小学校初中級(50分〜1時間〜1時間半)
*小学校中級(1時間〜1時間半〜2時間)
_____________________
子供の、自宅での「練習量」を
気にする方は
とっても多いのですが
実は・・
◎「レッスン量」を気になさる方は
ほとんどいらっしゃいません。
◎レッスンは「練習のもと」となるものです。
本来、
レッスンあっての
練習量だということも
☆忘れないようにいたしましょう☆
☆
☆
☆
↓
_________________________
諸々のご事情で
レッスン時間が
じゅうぶんにとれない場合は
*教本をあえて少なくする。または
*進度は押さえられてしまうが
その分、細部のレッスンをする。
などの
どちらかの形をとって行くことになります。
これらの場合、
往々にして
エチュードの類いのレッスンを
仕方なく省くことにもなりますので
さらに進度も
かなり押さえられてしまうことには
なってしまいますが
・・・
☆ゆるゆる趣味ピアノ☆
ということであれば、
これで進めて行くことも
もちろん可能です。☆
いずれにせよ
「趣味ピアノ」か
「専門ピアノ」かは
一定の時期に心にとめて
分けて考える必要が出て来ることも
たしかです。
*音楽専門コースに進む
「専門ピアノ」にする場合は
小学校低学年のうちに
(比較的早期に)その進路を家族が心にきめて
それなりのレッスンの歩みを
して行く必要があります。
*音大受験の場合
受験する学校の先生に指導をお願いする
なども必要になって来ますため
先生同士のつながりを含め
「ご紹介」から「ご紹介」へ
というような流れにもなります。
*その時に持参する曲やレベル、
そのようなことを考慮すると
*準備はやはり(資金の準備も合わせ)
低学年のうちから
レッスンの先生に進路への希望を伝え
相談をして、さまざまな準備をして行く
必要があります。
あとからでは
間に合わないことも
たくさんあるのが
音楽コースの現実です。
☆
☆
☆
だいたい
中学生になるまでには
どちらにして行くのかを
本人も意識して行くように
なっているでしょう。
(逆に考えれば
小学生のうちが勝負・という面が
あるのは否めないということなのです。)
*もちろん、
無理矢理に
短いレッスンで
エチュードもちゃんと盛り込み
教本をだいたい3冊〜4冊分、、
自宅で練習して来たものを
大急ぎで
講師がささっとチェックするだけの
レッスンにすることも
あるでしょう・・。
しかし
♦︎子供のレッスンほど
全体イメージから入り
物語性を伝え
具体的練習方法を伝え
具体的コツを伝え・・といったように
『こまやかなレッスン』が
重要です。
♦︎上級に近づけば近づくほど
逆に 重要ポイント以外は
解釈に通じる
『抽象的なレッスン』の感じが
重要になって来ます。
これらを考えると
先述したような
時間の足りないレッスンは
あまり
指導の域には入っておらず
どちらかというと
独学的になりがちのものです。
指導者サイドも
分かってはいても・・
といったところでしょう、、。
やはり
丁寧にすすめるのが一番ですよね、。
____________
____________
つまり、
子供のレッスンは
それなりに時間のある中で
*より具体的に
*ゆっくりと丁寧にみてあげられることが
最良となります。
当初30分レッスンという
初期レッスンから始まって
頃合いをみて
50分レッスン・1時間レッスンに切り替える
必要が出てくるのは
その為です。
______________________
『幼児プレピアノ〜小学生のピアノ』は
その後の根幹を作る
本当に重要な時期のレッスンとなります。
「タネ」のうちに
才能の小さな兆しを見つけ出し
その小さなタネを育て
もしも
ある程度まで
大きく開かせてあげたいのなら
見つけたらすぐに
どこまでもわが子を信じて
驚きながら惜しみなく
後ろから応援し
♦︎早くから、
できるだけのことを
してあげることは
特別な才能を開花させてあげる上では
やはり肝心です。
☆
☆
☆
幼いうちに、
親がその才能の種を見つけたら
親もおおいによろこんで
「特別なレール」を
敷いてあげるられることは
実はとっても大切なのですね、。
☆
☆
☆
(もちろん言うまでもなく、
無理矢理ではないのが大前提です。
「やってあげるよ?」と言ってみて
「もっとやりたい!」と言ったら
すぐに
その気になってあげるのが、
本人の「その気」を
最大限に伸ばしてあげるのには
最高です。)
*「親がレールを敷く」というと
マイナスの意味に使われることが
多いようですが
レール つまり、
到達できるための道を
調えてあげることは重要で
これは、
本当は
親にしかできない役目なのです。
☆
☆
☆
思わず見つけた
「才能のタネのようなもの」に
喜んで
ピンと来て
親が道筋をつくり
積極的に応援してあげる事を
*「無理矢理・・」。。と結びつけ
マイナスにとらえていらっしゃる方も
多いのですが
。。
決して「無理矢理」ということではなく
決して「鬼親」ということでもなくて
☆
どちらかと言えば
♦︎『親バカの喜び』をはじけさせて
『親がピンときて道筋を作ってあげること』は
♦︎個性をプラスに開花させる上で重要です。
ちなみに
親が早いうちにピンときて
喜んで
準備と応援を惜しみなくしつつ
子供がよろこぶようにうまく押し
道筋をつけてあげる・
これができる親がいなければ
♦︎この世に
音楽家は
育っていないでしょう。
・・
☆
たしかに
そういうものでもあるということなのです。
_______________________________
☆☆★
もちろん、音楽・ピアノは
専門に進むだけが素晴らしいわけでは
ありません。
将来どのような分野に進んでも
音楽に感動し浸っていた体験は
プラスにしかなりません。
☆
☆
☆
しかし
「昔、ちょこっとだけやったことがある」
「昔、けっこうやってたよ」
「一時期、真剣に没頭していた」
「すっごい、やった記憶がある」
↓
これらには
それぞれ
やはりちがいがあるのが
現実です。
せっかくなら
将来に
大いに活かせる
音楽的感性・芸術的豊かさ・
文化的資質・
などにつながるよう
限られた「可能な期間に」
脳が伸びたがっているようなら
できるだけのことをしつつ
タイミングを逃さずに
進めてみたいものです。
____________________
♦︎
♦︎
また
♦︎世界的ピアニスト
♦︎辻井伸行さんの母である
辻井いつ子さんが
ミントミントと全く同感の
興味深いことを
下記のように
おっしゃっています。
☆
☆
☆
______________________
わが子に対して、
「表現力があるから劇団に入れようかな…」
「容姿がいいからモデルになれるかも…」
「運動神経がいいから、サッカーをやらせてみようか…」
などなど、親の想いはさまざまです。
こんなとき、子どもときちっと話し合い、
その「道」を作ってあげるのが
親の役目なのだと感じます。
「子どもの自主性に任せる」
というケースももちろんあるのですが、
幼いころは親が気づき、
さまざまな体験をさせたり、
レールを作ったりすることが、
とても大切です。
「親ばか力」
これはモンスターペアレントをはじめとする、
自己中心的な親ばかになることではありません。
親が子どもの可能性を信じて、
よく観察する。
そして、たっぷりの愛情をもってほめ、
応援することで、
子どもの才能を引き出してあげる力のこと。
______________________
辻井いつ子さんの
子育て広場は下記です。
http://kosodate-hiroba.net
下記は辻井伸行さんの演奏
___ミントミントレッスン___
mintmint
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