講師プロフィール
中林 晃子 (なかばやし あきこ)
東京音楽大学付属高等学校ピアノ専攻卒業。
武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒業。
2010年、wienermusik seminar参加、修了演奏会出演。
その後、4年間ウィーンに留学。V.ルキアネッツ、S.ガザリアンに師事。
2013年、長江杯国際音楽コンクール入賞。Kaisersaalにて演奏会出演。
2018年、東京国際芸術協会管弦楽団と共演。
2011年より、演奏会企画なども行っている。
これまでに、ピアノを外山準、堺康馬、A.カラストヤノワ・ヘルメンティンの各氏に、
声楽を岩永圭子、V.ルキアネッツ、S.ガザリアンの各氏に師事。
指導方針
人の身体は、骨格も、筋肉もそれぞれ違います。
身体だけでなく、顔の骨の形も、身体の大きさも、肉体の筋肉の質も量も人それぞれ違います。
ですので、勿論声も違います。
だから唯一無二の楽器なのです。
身体が楽器ですので、一つのやり方がすべての人に通じるわけではありません。
私はこうやると出やすいけど、この人はこっちのやり方の方が良い声が出るみたい、という事は勿論あります。
私自身が日々試行錯誤してきましたので(その試行錯誤は一生続きます)、テクニックの考え方には柔軟でいたいと思っております。
子供の頃、歌うのが大好きで、いつも歌っていました。
母が歌っていた真似をして、シューベルトやブラームス、モーツァルト、たまにはオペラアリアも真似して歌っていました。
ここ難しいんだよね、なんてことは少しも考えずに、踊ったりしながら、楽しく自然に。
歌はたぶん、人間の本能的なものと結びついているのです。
笑ったり泣いたり怒ったりするのと同じように。
歌には、ご自身が持っている感情を、そのまま表現することが、可能なのです。
楽器を通すよりも、何よりもダイレクトです。
だから一番身近に感じるのです。歌うとすっきりするのもそのためだと思います。
また、健康にも良いです。
音楽は”非日常”の美しさはあるけれど、日常でもあるのです。
音楽の美しさに触れるうち、さっきまで考えていた日常の嫌なことも、きっと忘れてしまいます。
学ぶことは、とっても楽しいことです。
私も学ぶのが本当に大好きです。
知らなかった曲を知るときのワクワクとした気持ち、また、なんて美しい曲があるのだろう、と、感動する喜び、また、それが歌えるようになる喜びも。
また、自分の声が発声によって変わり、こんな声も出るんだ!という発見に満ち溢れ、ご自分の未知の可能性にワクワクするようになって頂けるよう指導致します。
かつての私がそうだったように、毎回のレッスンが楽しみ、次のレッスンが待ちきれないほどワクワクする、というレッスンを心がけています。
また、私は4歳からピアノをやってきたので、私が影響を受けてきた先生は声楽の先生方は勿論のこと、ピアノの先生からキャッチしてきた音楽性なども豊富にあります。
ウィーンで得てきたものを交えながら、お教えできたらと思っています。