こんにちは♪ 世田谷区桜にある中村理子バイオリン教室です。
8月になり、長かった梅雨ともやっとお別れできました。
湿気のおかげでずっと楽器の調子も悪く、弦楽器にとってほんとうに嫌な季節でした(T_T)
相変わらず、コロナの話題ばかりになってしまいますが、いよいよ400人を超えてきてしまいましたね。
PCR検査の数が増えたせいもあるのでしょうかね。幸いなことに、身近に感染者がいないので、なんとなくピンと来ない感じではありますが、引き続きお教室ではレッスンごとの換気、手指の消毒、マスクの着用と、感染防止に努めて参りたいと思います。
10月、今のところ予定通り発表会を開催予定です。
会場の換気、ソーシャルディスタンスにくれぐれも注意しながら行いたいと思いますので、今回は全員合奏などは無くし、発表会の簡素化やご入場に制限を設ける可能性がございます。今後の動向に注意しながら、どのようなかたちで開催するかは、またお知らせする予定でおりますので、ご理解とご協力の程よろしくお願い致します。
発表会に向けて、今から一生懸命練習なさっている生徒さんもいらっしゃいます。これから曲選びをされる生徒さんもいらっしゃいます。発表会って、ただ日頃の練習の成果を発表する場というだけのものではなく、そこに至るまでの生徒さん自身の努力や選曲した曲への想い、親御さんのサポート、いろいろな想いがつまった会なんですね。
私自身、小さい頃から発表会は一大イベントでした。祖母が発表会のためにドレスを作ってくれて、そのドレスを着るのが楽しみでした。
私には3つ年上の兄がいるんですが、同じようにバイオリンを習っていたんですね。兄は決して上手とも言えない腕前でしたが、あまり練習しなくてもスイスイ譜読みしてそれなりに間違えなく弾くタイプだったんです。ある意味、練習そこそこでいつもそつなくこなす兄が羨ましかったです。
私はその逆で、弾けるようになるのにも時間がかかりましたし、ここはこう弾きたい!もっと表情豊かに表現したいと思ったら、とことん突き詰めるタイプだったんですね。ですから1曲1曲に時間がかかりました。先生も私に合わせてじっくり向き合って下さいました。
私は小さい頃から至って普通の子で、兄の存在に敵うものが何1つありませんでした。ただ唯一、私のモチベーションになったのは、みんなが褒めてくれたのがバイオリンだったんです。今思えば、兄は全然練習しない子でしたし、全くと言っていいほどバイオリンに執着心もなく、私と同じ土俵に立つ気なんて、さらさらなかったと思いますが(^^ゞ
だんだん褒められると、普通の子の私でも自信がついてくるもんなんですね。発表会のために全力で練習しました。
それなのに……(ー_ー)!!
いつも間違えないところで間違えたり……失敗したりΣ(゚Д゚)…… 信じられないくらい苦い経験、たくさんしました(T_T)
あんなに練習したのに、本番で納得いく演奏が出来なくて悔しくて涙したこと、その直後にまるで傷口に塩を塗るように、母親に怒鳴られたこと(笑)
それでもとにかく、家族みんなが一生懸命でした。
バイオリンに対する思いは人それぞれだと思います。生徒さんそれぞれの考え方、向き合い方に合わせ、自然に生活の中にバイオリンが溶け込んでいくのが私が考えている理想です。楽しいこと、辛いこと、嬉しいこと、悲しいこと、音楽を通して共感出来たらなと思います。
それでは、10月の発表会に向けてスタートしましょう!
中村理子
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