こんばんは。奈良市佐保台のピアノ教室ならやまピアノ教室主宰の上野敬子です。

暑く熱く慌ただしい8月が終わり、9月に入りました。まだまだ暑さ厳しく、秋から冬へのスタート♬気持ちは熱いままのような…来月開催するブルグミュラーコンクールの準備もボチボチと…そして、今年のクリスマスホームコンサート🎄はどのようにしようか?と….春にホームページを開設してから、びっくりする程たくさんのお問い合わせ、体験レッスン申し込みがあり、その殆どの生徒さんが入会されたので、有り難い事に教室生が大変増えました。今まで通りにはいかないかなぁ?ちょっと考えなくてはいけません。夏バテしてる場合じゃないですね〜(^^;;

さて、前置きが長くなりましたが、ヤマハジュニアピアノコンクール、ピティナピアノコンペティションを通して、コンクール参加のメリットとデメリットについて考えてみました。まず、コンクールに参加する目的ですが、これらのコンクールは、プロのピアニストを目指す国際コンクールとは違って、学習者がコンクールの舞台を踏むという経験を積む事で、日頃のレッスンや練習を充実させるためのものです。そろそろ始まっている毎日学生音楽コンクールや、クラシックコンクール、その他諸々皆同じかと思います。コンクールで演奏する為に、いつもより練習を積んでレヴェルアップしていく事、緊張感の高いステージで高い集中力を発揮して演奏する経験をする事、そこには将来的に素敵なピアニスト(プロ、アマチュア問わずピアノを弾く人)になるための大きなメリットがあると思います。それをサポートするのが私達指導者の仕事です。反面、課題曲に集中する為に、日頃の基礎的なレッスン、練習が傍に追いやられます。これも、コンクール前の1カ月程度なら問題ありません。ただ、課題曲発表と同時に課題曲だけを弾くようですと、それ以外の勉強が半年近くストップしてしまいますから、それは大きなデメリットとなります。そうして、もし仮に良い成績を修められたとしても、次には繋がりません。1〜10まで教えて貰わなけれ弾けないようでは、30分もあるような大きな作品は弾けません。ですから、生徒さん達もご父兄も、今を見るのでなく、5年後10年後の為に今がある事を意識して、賞に拘らない(難しいけれど)姿勢でコンクールに臨んで頂きたいのです。例えば小学生で金賞を受賞してもキャリアにはなりません。凄い事だし貰えたら嬉しいけれど、そこを目的にしないで欲しいと思います。勿論、私達指導者は、受賞のために課題曲の弾き方のみを教えるのでなく、自分で考えて自分で音楽を創り上げることのできるソルフェージュ力、和声や作品の構築などの音楽的教養と演奏テクニックを育てていく事を大切に、日々のレッスンを進めていかなくてはいけないと思っています。ですから、コンクールを受ける生徒も受けない生徒も、それぞれにピアノを弾く力がついていくように、少し前と今の自分の演奏を比べながら前へ進んで欲しいと思っています。特に小学生以下の生徒さん達、ご父兄には、気長に頑張って頂きたいと思います。音楽、ピアノを心から愛して、自発的な素敵な演奏ができる力をつければ、結果は後からついてきますから…私の生徒達で入賞する子供は、そのような子達です。皆さん気長に…笑…一緒に頑張りましょう。♬

大変長くなりましたが、今夏たくさん審査をさせて頂き、生徒達の様子をみて、感じた事を簡単に書いてみました。

写真は、自宅庭の百日紅です。百日紅は、名前の如く夏中ずっと100日以上咲いています。暑さや雨風にも負けず…辛抱強く美しく…

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ならやまピアノ教室(主宰 上野敬子)

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奈良市佐保台のピアノ教室「ならやまピアノ教室(主宰 上野敬子)」です。本当に音楽的な演奏を楽しむためには、的確な指導のもとに、ご家庭の協力と生徒さん自身のたゆまぬ努力が必要です。上手になりたい、頑張りたい生徒さん、パパママ、大歓迎です。
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