こんばんは。奈良市佐保台のピアノ教室ならやまピアノ教室主宰の上野敬子です。今日のブログは長いです。笑…

発表会が終わり、ゆったりとした毎日を過ごしていますので、少しずつ発表会を思い返しています。今回の発表会では、ステージが初めての幼児さんが5名!!私も4名のステージで初めて添え弾きをしました。なんだかドキドキ、でもとても楽しかった!!おチビちゃん達は、とても上手に弾いてくれました。初めてなのに一人で綺麗に弾いた子もいて、本当にみんな頑張ってくれました。コンクール経験のある幼児さん2名も堂々と演奏してくれましたし、小学低学年の生徒達は、ずいぶん落ち着いて弾けるようになったなぁと思いました。小さな弟妹やママとの連弾も素敵でした💮

高学年、中学生になると、少し大きな作品も弾けるようになり、皆沢山練習して来た成果を発表してくれました。中学生の生徒達は、もう大人の弾く作品を大人顔負けの演奏、3部の高校生、大学生、大人の生徒達は、それぞれ自分の持ち味を発揮して素敵な演奏を聴かせてくれたと思います。トリの大学生Aちゃんが演奏したムジカナラは、浜松国際ピアノコンクールの委託作品で、奈良の童歌を題材にした幻想的且つジャズの要素を持つリズミカルで壮大な作品です。楽譜から沢山の発見があってレッスンも楽しく、奈良で奈良を題材にした作品の演奏♬圧巻でした!!💮

最後の4部は、今回初めての企画でアンサンブルの部。私にとって、ここはもう楽園でした。笑…ブラームスハンガリー舞曲、モーツァルトピアノ協奏曲第20番の伴奏は緊張しながらも楽しく共演できましたし、連弾、2台ピアノはやはり聴いていて豪華で楽しいです。きっと弾いている生徒達も楽しかったと思います。アンサンブルは、自分が弾くだけでなく、相手の音を聴いて合わせる、そして寄り添ってひとつの音楽を創り上げるという難しさかあります。だからとても勉強になりますし、弾いている最中は楽しく、弾き切った後には充実感が残ります。今回は初めての試みでしたが、来年もできるだけ沢山の生徒達に経験して欲しいと思いました。但し、あるレヴェルまで上達している事が条件ですが…

そして、最後はお耳汚しに私の演奏。ラヴェルのクープランの墓からメヌエット♬ 先日もお話しふましたが、大好きだった多喜靖美先生の追悼とコロナ終息の祈りを込めて演奏しました。この作品は、第一次世界大戦で命を落とした6名の友人達一人一人にラヴェルが捧げた作品で、古典舞曲の形式で書かれた6曲の組曲の中の1曲です。クープランの墓という題名は、フランスバロック音楽の大作曲家クープラン(ドイツのバッハのような)に因んでつけられたものだそうです。その中のこのメヌエットは、とても明るく優しい透明な音色の中に深い悲しみを感じさせる美しい作品です。この曲を捧げられたジャンは、きっと優しい人だったんだと思います。演奏していると、不思議な程、穏やかな気持ちになる大好きな作品です。今回も、色々と想いを巡らせて、時々悲しくなりながらも、演奏できる幸せを感じながら弾かせて頂きました。長くなりましたが、作品に込められた作曲家の想い、歴史背景などを知る事も、とても大切な演奏の要素なので、今回はお話させて頂きました。写真は4部の集合写真です。

発表会を終えて感じた事、やっぱり私はピアノが大好きです。それを生徒達に伝えるレッスンも大好きです。少し休憩したら、フルパワーでレッスン頑張りますね。そうそう…こうしている間に体験レッスン2件のお申し込みがあり、こちらもとっても楽しみです。♬

コロナ禍の中、発表会が開催できた事に、心から感謝を込めて、本当にありがとうございました!!✨

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ならやまピアノ教室(主宰 上野敬子)

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奈良市佐保台のピアノ教室「ならやまピアノ教室(主宰 上野敬子)」です。本当に音楽的な演奏を楽しむためには、的確な指導のもとに、ご家庭の協力と生徒さん自身のたゆまぬ努力が必要です。上手になりたい、頑張りたい生徒さん、パパママ、大歓迎です。
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