こんばんは。奈良市佐保台のピアノ教室ならやまピアノ教室主宰の上野敬子です。
立春からこちら、寒さの中にも日差しに春の気配を感じますね。昨日今日の雨、庭の草木は喜んでいるのでしょうね。
今日は、北京オリンピックフィギュアスケート男子決勝での羽生結弦選手の演技に感動して、泣きそうになりました。予選でのアクシデントにも負けず、物凄い集中力と芸術性で演じ切った姿は、神々しくもありました。フィギュアスケートを見ていると、ピアノと似ているなと思うところが沢山あります。勿論、スケートは激しいスポーツですし、ピアノは音楽ですが… ピアノを弾くという行為は、指を動かす運動能力が必要です。指を動かして、鍵盤に身体の重みをのせていくために全身の筋力を使います。若い頃ぽっちゃりしていた私が、どうして手だけ太らないのかな？と呟いた時、母がこう言いました。そりゃあ、指はいつも全力疾走してるんでしょ？太らないわよ。と… なるほど！！そう、ピアニストの指はアスリートなんです！！そして、鍵盤上を駆け巡りながら、音楽を奏でているのです。リンクを滑って演技するフィギュアスケートと似ていませんか？違うのは、表現するのが身体か音色かという事… ですから、子供の頃から、沢山お稽古して、強くて早く動く指を作る事、そして音色を聴き分ける耳を育てる事が、とても大切なんです。毎日コツコツと努力して、素敵な演奏ができるようになりたいですね。でも、幼い頃は楽しみながら、決して修行にならないように…大好きになれば、自ずと弾きたくなりますから… ひたすら弾くのではなく、楽しい経験を沢山して、美しいものに沢山触れて、毎日目を輝かせて欲しいと思います。豊かな心から、豊かな音楽が溢れると、私は思います。
昨日は、年少さんのEちゃんの体験レッスンでした。もう既に1年レッスンに通っていて、両手で弾けるし、リズムもしっかりと叩けていました。熱心な良い先生に習っていたようですが、お家の都合で私の教室に来られました。私は、幼児さんには甘いので、これからは楽しく歌ったり踊ったりしながらレッスンしたいと思います。勿論、バーナムでしっかりと基礎作りはしますよ。どんな風に成長してくれるか？とても楽しみです。
レッスンのお話もしたかったのですが、長くなってしまったので、また明日にしますね。
ならやまピアノ教室(主宰 上野敬子)
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